地下書庫に憩う日々

最近読んだ書籍の目録

眠れる惑星

 

 

眠れる惑星 陽気婢 サンデーGXコミックス 小学館

眠れる惑星 1 (サンデーGXコミックス)

 作者はエロ漫画の分野で作品が多いらしいが、この「眠れる惑星」はSFの要素がふんだんに盛り込まれていて、けっこう読み応えがあった。設定を説明しようとすると、「ある日目が覚めたら自分以外の人間がみんな眠っていた。眠っている女性とセックスすると目が覚めることがわかり…」と、なんとも御都合主義なエロ漫画に思えるが、人間心理の微妙な点を突きながら恐怖心を煽ったり、煽情をかきたてたりと、なかなか読ませる。4巻一気に読んでしまったが、最後の方はやや端折り気味になってしまいすこしが残念。

エロ漫画って、ただ下品なだけ(下品でなければ何を求めるのかって気もしますが)のもたくさんあるが、色欲が人間の根源的な感情に根ざしている以上、作品の背景にあるものは、結構普遍的な価値を持つものなんじゃないかって思う。