地下書庫に憩う日々

最近読んだ書籍の目録

「仕事」からの排除か、解放か?/ COURRiER Jaopn 2013年02号

COURRiER Jaopn 2013年02号 講談社

COURRiER Japon (クーリエ ジャポン) 2013年 02月号 [雑誌]

contents

p22 人生を変える「習慣」のレッスン

  • lesson1 一日を有効に使うには? 「体内時計」に耳を澄ませば劇的に生活が変わる
  • lesson2 「悪い習慣」を断ち切る あなたの行動の40%以上は「習慣」が決めている
  • lesson3 ポジティブ思想を捨てよう 「最悪の事態」を想定すれば人生はもっとうまくいく
  • lesson4 「苦手な人」とうまく付き合う あなたの職場の【危険人物」をタイプ別に攻略しよう
  • lesson5 社会生活のストレスを減らす グーグル社員も夢中! 「禅」の力で仕事が変わる
  • lesson6 人生を正しくリスク管理する なぜ人は「お金の問題」を合理的に考えられないのか
  • lesson7 「努力」を継続するテクニック 「三日坊主」で終わらない正しい英語学習の始めかた
  • lesson8 スマートフォンで生活を変える 人生を「最適化」するための厳選アプリ15
  • lesson9 「言葉の力」を借りる 各界のリーダーたちが語る「私の人生を変えたアドバイス」

p62 WORLD NEWS HEADLINE

P110 courrier a la carte

p85 二号連続特集 「仕事」が消えゆく世界をどう生きるか?

  • part1 世界が見た「仕事が消える国ニッポン」
  • part2 ”格差先進国”アメリカの現実 未来の「ブラック企業」はこうなる
  • part3 安定など望めない時代の処方箋 あなたの人生に「プランB」を

p104 アマゾンCEOの常識破りな経営哲学 ジェフ・ベソスがすべてを破壊する

p100 宇宙の旅は、ここから始まる

 

 どうも先月号を買い逃してしまったようで、連続特集の後半から読むことに。

「習慣」の力は侮れない。間食の癖や何かの時間の継ぎ目でネットサーフィンをしてしまうといった癖など、自分にも当てはまると思うことがいくつかあった。こういった悪い方に働く習慣もあるが、「良い習慣付け」をおこなえば、逆に習慣の力が継続を促して自分の力になるというのは、その通りだと思う(なんだかこのように端的に述べると、小学校での先生の訓話みたいだ)。自分の場合、英語の学習なんかは、この正の習慣が身に付いて成功したほうなんじゃないかなと思った。

 Lesson3の話は示唆的だった。人は大別すると、人間の能力は先天的なものだと考える固定的なマインドセットを持つ人と、挑戦と努力次第で伸びるものと信じる成長志向のマインドセットを持つ人に分けられるらしい。思い返してみると、自分でも意外に思うくらい固定的なマインドセットにとらわれていることが多かったんじゃないかと思う。もしかしたら、遺伝学や進化学のバックグラウンドも影響しているのかもしれないが、個人の人間的な成長を考えると、マイナス面も大きいかもしれない。ただ、この形を変えた「氏か育ちか」の問題はかなり階層的で複雑なのは確かだ。この問いにどういう姿勢で臨むのかは、その人の人格・個性そのものを作ることと同じだと思う。

 後半の特集part1は、日本人にとっては完全に受け入れるのが難しい事実だと思う。グローバル化の暴力であるという見方ができる反面、これまで不当に不利な状況に置かれていた世界の人々が権利を獲得している過程という一面もある。part2は、中間層が担っていた仕事が消えていった後に残された「仕事」がどのようなものになるのかについて示していて不気味な印象を受けた。自分もネット通販を利用するし、また自分や自分の子供もこのような「仕事」をせざるおえなくなるかもしれないという事実は、嫌悪の念をいだかせるものだ。特集の中には、この世界的な潮流が、これまで会社等に縛られて生きざるをえなかった職業人生から解放され、個人の望む職業生活をデザインする好機も生んでいるということも示されている。これらの見方のどれが適当かどうか、今後も注視していかなければならないし、個人としては、不本意な職業生活とならないように最大限努力して臨んでいかなければならないだろう。